さぁさぁさぁ、ご用の方もお急ぎの方も寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
此度、皆様方に御目にかけますは、飯塚伊賀七にござい!
誰が言ったか知らないが、常陸国は谷田部のダ・ヴィンチと呼ばれた天才奇才。
得意の算術で村人を助けるは、自前で自動脱穀機まで作るは、疫病退散を祈願して神社に寄進するは、そりゃぁ立派な名主様だ。

おっと、そこの旦那、合点するにはまだはえぇ。
この伊賀七、手前のおつむの良さを妙なところにも使っちまったから面白い。

からくり人形を拵えて酒屋まで酒を買いに行かすは、五角堂なるものを建てたんだが、何故にその形なのか二百五十年経った今でも分からねぇ。
しまいには足漕ぎの人力飛行機で空まで飛んじまったからさぁ大変。

そこの姐さん、どうです面白えでしょ?
そうお思いなら見てってくだせぇ。
偉人にして変人、天才にして奇人、「いがしち」が繰り広げる驚きと笑いの顛末、はじまり、はじまり!


注)このサイトは「からくりや」が、埃を被った資料を読みこみ、空想と妄想を交えて描き出した史実とフィクションが融合したお話しです。

かわら版
2020年10月27日

魔除、厄除に「えんがちょ」

2020年10月9日

五角堂の謎に挑む!

2020年10月1日

「いがしち」誕生!

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いがしち奇譚


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